江崎グリコ株式会社 「冷やして鳴らそう♪お菓子のいい音」キャンペーンにクリプトンが協力させていただき、グリコポッキー音響測定器を作製しました。
この測定器を用いてポッキーの折れる音を録音し、ポッキーを冷やした時や口の形を変えた際の音の変化を解析しました。
ポッキー音響測定器
概要
ポッキーを引き上げ用クリップと口モデル内部の穴に設置し 形状記憶金属バネに通電しクリップを引上げポッキーを折ります。
口モデル内外に4つのマイクを配置しポッキーが折れた際の音を収録します。
口モデル
人肌ゲル膜に穴を開け両サイドを紐でサーボモータに接続して引っ張ることで口の形状を変えます。調整ツマミに連動してサーボが回転し口の形状”O”と”I”を再現します。
ポッキー引上げ部
ポッキー引上げの機構には形状記憶金属バネを用いました。形状記憶金属バネは加熱すると縮み、常温で元の長さに戻ります。引上げボタンを押してる間 電流が形状記憶金属バネに流れ温度が上昇してバネが縮みクリップを引上げポッキーを折ります。
録音用マイク
口モデル内外に4つのコンデンサーマイクロホンを配置しポッキーが折れた際の音を収録しました。
音響測定結果
以下が録音したポッキー音のスペクトラム(横軸:周波数 縦軸:音量)です。
常温のポッキーと冷蔵ポッキーで比較するとポッキーを冷やしたほうが全体的に音量レベルが増加しています。
また口の形”O”から”I”での高周波成分の増加も確認できました。
みなさんも是非、ポッキーを冷やして音の変化を体感ください♪
そしてグリコさんのお菓子のいい音キャンペーン課題曲に挑戦し動画投稿してみてはいかがでしょうか!
キャンペーンに関する詳細情報は初音ミク公式ブログでも紹介しています!